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2020.09.30 Wednesday

10/4説教「恐れないで、ただ信じていなさい」

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    2020年10月4日

    主日礼拝

    説教 ギャリー•カルソン

    マルコ5:35−43

    「恐れないで、ただ信じていなさい」

     

    今から16年前のことです。私の属している、アメリカから派遣された仲間の宣教団体のジョンソン先生ご夫妻には、8歳の娘さん、カリサちゃんがいました。カリサちゃんは友達何人かと、赤城バイブルキャンプ場の小学生キャンプに参加して、そこで風邪をひいて帰りました。その後で、体調を崩して、お母さんのアンドレア先生が何回かカリサちゃんを病院に連れて行って、見てもらいました。なかなか治らなくて、状態が悪化していきました。

     

    そのある日、アンドレア先生がもう一度病院に連れて行ったら、そこでMRI検査が行われました。それでわかったことは、カリサちゃんの心臓がウイルスの影響で膨らんで、胸の中で動くスペースがなくなったこと。その数時間後、心臓が完全に止まって、カリサちゃんが天に召されたのです。

     

    宣教団体の仲間たちがほとんど、夏休みの期間で長野県の野尻湖に行っていました。そこで私たち夫婦がそのニュースを聞きました。そして宣教師たちが集まっているところで、カリサちゃんを亡くしたジョンソン先生ご夫妻を迎えて、一緒に悲しみを分かち合ったのです。深い悲しみで、信じられない気持ちでした。ただ、イエス様を信じる決心ができたカリサちゃんといつか天国での再開をご両親も、仲間の宣教師の私たちも、一つの慰めとしました。

     

    今日の聖書の箇所を読んでいるときに、カリサちゃんのことを思い出します。ユダヤ人街道の司であるヤイロは大変な目に遭わされました。自分の愛する子、12歳の娘が病気になって、死にそうな状態になっています。多分この人の地位から考えたら、医者を呼ぶお金があったでしょう。でもそれはダメでした。娘は助からなかったわけです。ジョンソン先生ご夫妻と同じように、自分の娘を亡くす恐れがありました。

     

    自分の町にイエス様が来られた、と聞いたヤイロはまた希望を持つようになったでしょう。このイエスという方には、人の体を癒す神の力がある、ともうすでに聞いているはずです。もしかしたら自分の目でイエス様が行われた奇跡を目撃したかもしれません。ですから彼は出かけて、イエス様に懇願しました。「私の小さい娘が死にかけています。娘が救われて生きられるように、どうかおいでになって、娘の上に手を置いてやってください。」(5章23節)

     

    イエス様は彼と一緒に行かれました。でも道の途中で、ヤイロの願っていることを中断することが起こりました。別の人、女性がイエス様の衣に触って、長血の患いから癒されたことがあって、その後でイエス様が彼女と話し合ってみました。ヤイロはさらに心配していたでしょう。自分の娘が死にそうですから、今は急がなきゃ、待てない!、ということしか頭になかったに違いありません。

     

    そして彼が恐れていたことが実際に起こりました。誰かが自分の家から来て、「お嬢さんは亡くなりました。これ以上、先生を煩わすことがあるでしょうか。」(35節)もう、これで終わり。これ以上愛する娘のためにできることは何もない。葬るだけです。

     

    でもその父親の絶望と悲しみの中に、イエス様が言われました。「恐れないで、ただ信じていなさい。」(36節)ここで、このようなとき、信じることなんか、ないでしょう。何を信じるか、とヤイロの心の中の叫びがあったでしょう。でもちょっと待って!その先、女性がイエス様に触るだけで癒された、救われた、ということがあったじゃないですか。そのすぐ後、「恐れないで、ただ信じていなさい。」とヤイロはイエス様の声を聞きました。ヤイロはあえてイエス様を信じることができたかもしれません。

     

    とにかく、ヤイロはイエス様と一緒に自分の住まいに行きました。ペテロ、ヤコブ、そしてヨハネという弟子3人も一緒でした。家に着いたら、もうすでに大声で泣いたりわめいたりしている人々がいるのを見ました。実は、その当時のユダヤ人は亡くなった人を悼む人たちが雇われる習慣がありました。そういう人たちがもうすでにヤイロの住まいで集まって仕事を始めていたわけです。

     

    イエス様はそのようなことを許されないで、「どうして取り乱したり、泣いたりしているのですか。この子は死んだのではありません。眠っているのです。」(39節)と言われて、この人たちを外に出されました。彼らはイエス様が言われたことに笑ってしまったのですが、多分ヤイロは笑っていなかったでしょう。

     

    それでイエス様、3人の弟子、父と母を連れて、子供の部屋に入られました。子供の手を取って、イエス様は「タリタ、クム」と言われました。それはその当時のユダヤ人たちが使っていたアラム語で、それは「少女よ、起きなさい」という意味です。見ている人たちが大変驚いて、しかし同時に大変喜んだこととして、女の子はすぐに起き上がって、歩き始めました。イエス様がこの子を蘇らせたのです!

     

    12年間、長血で苦しんでいた女の人がイエスの衣に触るだけで、体が癒された。そしてそのすぐ後、12歳の女の子が死んでしまったにも関わらず、イエス様はその子の体を癒され、死から救われました。本当に凄いことですね!

     

    ここで特にみなさんと注目したいのは、イエス様がヤイロに言われた言葉です。「恐れないで、ただ信じていなさい。」(36節)ここで「信じる」というのはどのようなことでしょうか。

     

    「信じる」というのは、まず何かが事実であることを認めることです。ヤイロも、そして長血から癒された女性も、イエス様には神の癒しの力があることを認めました。このくらいの信仰がなければ、何も変わらないはずです。

     

    次に、「信じる」ためには、イエス様との繋がりが必要です。信じる人とイエス様との関係がなければ、何も変わらないはずです。イエス様についてどんなに素晴らしい信仰をもって信じても、イエス様と何らかの関係がなければ、救いや癒しは与えられないわけです。女性の場合、イエス様の衣に触って確かに体が癒されたのですが、長血の恥ずかしさでそれ以上イエス様との関係は不可能だ、と心配していたらしいです。でもそのあと、イエス様が彼女との関係を求めておられました。ヤイロもイエス様と出会って、自分の家まで連れて行ったことによって、イエス様との繋がりができました。別の言葉で言うと、これは「信頼」です。自分をイエス様に委ねることです。

     

    もう一つのことがあります。行動です。「信じる」と言うのは、心の中のことだけではありません。信じて、何か動き出すことが伴ってくるはずです。女性の場合、群衆の中に入って、イエス様の衣に触ってみた故に、イエス様から癒しの力が与えられ、病気から救われました。ヤイロの場合は、イエス様が自分の家に来て、娘に手を置くことを懇願しました。そして自分の娘がすでに亡くなったニュースを聞いても、イエス様の言葉に強められてイエス様を自分の家まで連れていきました。

     

    イエス様の有名な説教、「山上の垂訓」(マタイの福音書5−7章)には、何かについて信じる信仰だけでなく、行動も大事だ、と教えられています。イエス様が説教の結論のところで使われた表現では、「わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者」(7:24)とあります。同じ説教の中で、イエス様は信仰に伴う行動をこう勧められました。「求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれでも、求める者は受け、探す者は見出し、たたく者には開かれます。」(7:7−8)

     

    長血を患った女性も、娘が亡くなることを心配するヤイロも、イエス様に助けを求めました。イエス様には癒しの力があることを信じるだけで終わったのではなく、その力を探して、求めたわけです。ですから女性も、ヤイロの娘も、イエス様によって癒されて、救われたのです。

     

    この二人の行動には、勇気があった、と私は思います。前回の説教で、女性は出血によって汚れて、人に近づくことは許されていないにも関わらず、大胆にイエス様に近づいて、衣に触った、とありました。今回のヤイロの場合は、イエス様に対して批判的になったパリサイ派の人たちの意見を気にしないで、癒しを求めました。二人とも、必死になって、イエス様の助けを求めたのです。

     

    今日、あなたには困ったことがありますか。何かで苦しんでいますか。自分だけでは解決できない問題がありますか。その中で、助けを求めて、探していますか。誰かの扉を叩いていますか。

     

    ここで、イエス様が助けてくださることを信じていますか。もう一度「信じる」の意味を覚えていただきたいです。まずはイエス様が助けてくださる力を持っておられることを信じていますか。イエス様「について」そう信じていますか。

     

    そしてそう言う信仰だけではなく、イエス様との繋がり、関係に入っていますか。イエス様はあなたとの親しい繋がりを求めておられますよ!イエス様の愛と恵みを受けて、イエス様を愛して信頼することで、イエス様の力が与えられることを経験していただきたいです。

     

    あとは、イエス様の助けをいただくには、何かの行動が必要でしょうか。具体的な行動。そして周りにいる人たちの意見や批判を心配することなく、動くことです。イエス様の助けをいただくには、あなたは何をしますか。

     

    2,000年前と違って、今イエス様は私が見ることのできる体で共におられません。一緒にいてくださることは事実ですが、自分の目で確かめることができません。イエス様を信じるために、その助けを求めるために、他の人と話して、一緒に祈ることを勧めます。そう言うことで誰かと一緒に信じると、自分の信仰が強められると思います。今日、何かの必要を感じてイエス様の助けを求めているなら、ぜひ私にでも声をかけてください。一緒にイエス様の救い、癒しの力を信じて求めていきます。

     

    イエス様を信じるのは難しいことでしょうか。ヤイロがイエス様から聞いた言葉をもう一度考えましょう。「恐れないで、ただ信じていなさい。」


    2020.10.29 Thursday

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